☆Tadami Yamada's 絵のない装丁★絵のない装丁デザイン主体の装丁の仕事である。これらはブック・デザインに関わるすべてを私がやっている。 ---------------------------------------- 仁科悟朗著『南方熊楠の生涯』 新人物往来社 岩肌のようなシボのある紙を使用。題字は日展会友・毎日書道展審査会員の鈴木一敬氏に揮毫をお願いした。背景の網の目状の模様は、木の葉を薬品処理して葉脈だけを残し、拡大コピーしたものをデザインした。パープルの部分は、パールがふくまれている。 ..................... 湯浅泰雄著・訳『ユング超心理学書簡』 白亜書房 この本は私が企画し、編集した。カバーは、燻し銀の特殊紙に、タイトルを漆のように見える箔押しをした。本体のほうは、洋書のようにデザインした。ユング財団や、協力してくれたライン超心理研究所へ贈呈することを考えてのことでもある。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 『湯浅泰雄全集』 白亜書房 この全集も私が企画し、編集した。監修者として名も連ねている。 ここに掲げたのは箱のデザインである。手触りのしっとりした和紙のような紙を使用した。模様は、古代布をヒントにコンピューターで仕上げた。本体は、紺色の布装。ヒラは無文字、背文字は金箔押しである。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「アメリカ女流文学集」 荒地出版社 全十巻の予定で刊行が開始されたのだが、訳者の翻訳が遅れに遅れ、5巻を出したところで ついに刊行を断念した不運の企画。私のデザイン・プランは、全巻並べると次第に色彩が変化してゆくというものだった。途中で終わってしまったので、その意図が実現しなかった。 ケイト・ショパン著『目覚め』 イーディス・ウォートン著『イーサン・フロム』 イーディス・ウォートン著『歓楽の家』 イーディス・ウォートン著『無垢の時代』 エレン・グラスゴウ著『不毛の大地』 --------------------------------------- ジャンル別一覧
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